第28章 cause
ミーティングルームの扉を開けると、そこにいるのは菜々子と美々子含め、5人の者たち。
秘書と夏油を含めれば7人だ。
「時が来たよ。家族たち。
猿の時代に幕を下ろし、呪術師の楽園を築こう」
「ついにクレープ?」
「こらあんた。口を慎みなさい」
「ところでそのかっこ寒くないの?」
「煩いわねお黙りなさい!傑チャンの話を聞くのよ!」
「お前モ大概ウルサイゾ」
「ミゲルあんただっていつもボビーオロゴンみたいに鼻につく喋り方して」
「イチバンお前ニ言ワレタクネェ。ダマレ」
「おい、夏油様がいらっしゃってるぞ、わかっているのか?」
「・・・」
ぺちゃくちゃと関係の無い話をしている個性的な家族たちにただ微笑む夏油。
「まずはなにをするんですか、夏油様。」
「よく聞いてくれたね。」
ホッとした表情でオホンと咳払いをする。
そして冷徹な笑みを浮かべた。
「まずは手始めに…
呪術会の要…呪術高専を落とす。」
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