第27章 dependency ■ 【番外編】
ツプリ…
もうとっくに溢れ出ていた下の口は、すぐに夏油の指を飲み込んだ。
「…ふ……こんなにして…
まだ何もしていなかったのに…
君はいつからこんなに厭らしい体になったのかな…」
その言葉に、一気にレイの顔が火照る。
指を2本に増やされ、徐々に動きが激しくなっていった。
「ぁあっ…んっ…ぃあっ……あ…」
淫靡な音が鳴り響き、粘着質なそれが指にまとわりついているのがわかる。
夏油は口角を上げて胸に舌を這わせた。
突起を甘噛みしながらも、下の動きはやめない。
その間中、レイはずっと口に手の甲を押し付けながらも喘ぎっぱなしだった。
「っっ!!あ!んんんっ!」
突然ひくひくと収縮を繰り返す膣壁。
レイが達したのだとわかり、夏油は指を引き抜いてまた覆い被さる。
両手で彼女の頬を掴んでジッとその苦しそうな表情を見つめる。
レイは肩で息をしながら眉をひそめ、潤んだ目をしている。
「イッた瞬間の君の顔が見たかったなぁ…
…またイかせるしかないようだね……」
まだ呼吸が整わないレイの口を容赦なく塞ぎ、下の蕾を器用に片手で剥き出しにし、中指で引っ掻く。
「…っ!んんんーーー!!んんっ!ーー!」
イッたばかりな上に、1番感じる部分を刺激され、
そのあまりの鋭敏な快感に身を攀じる。
叫び声に似た喘ぎ声は、夏油の口の中へと飲み込まれていく。
押し潰すように蕾を刺激されたかと思えば、優しく弧を描くように愛撫されたり、
その絶妙な力加減とテクニックに、ひたすら善がり狂う。