第27章 dependency ■ 【番外編】
あまりの快感に、変な呻き声が出そうになり、片手で自分の口を塞いだ。
「っっっ!!」
そしてたちまち搾り取られてしまった。
夏油はすかさずレイの顎を掴み、無理矢理キスをし、口内に舌を侵入させた。
ドロッとした自分のそれを自分の口内へと絡め取り、そしてティッシュの上にそれを出す。
一瞬のことに目を丸くするレイ。
「ちょっと…なにすんの」
「こんなに不味いものをそう毎回毎回、
君に飲ませるわけにいかないだろう」
ティッシュでレイの口を拭きながら真顔で言う夏油。
「私、別に不味いと思ってないよ?」
「そんなわけあるか。私は今、かなり不味いと思ったよ」
「…呪霊よりも?」
「あぁ。」
しばらく見つめ合ったあと、同時に吹き出した。
笑いが止まらなくなり、夏油の胸に顔を埋める。
「ふふふふふ…はははっ、あはははは」
「くくっ…いっ、いつまで笑ってるのさ…ふ」
「そっ…ふふ…そっちだって…ははは」
笑いながら、互いの服を脱がしていく。
こんな時間が幸せすぎて普段の疲れなど一気に吹き飛んでしまった。
「ねぇ…私の体も、傑のものだよね?」
「うん、もちろん」
「…じゃあ…傑も好きにして?」
その言葉に、夏油は優しく目を細める。
目と鼻の先でレイを見つめながらゆっくりと押し倒した。
「…わかった……
好きにさせてもらうよ、レイ…」
唇が重なった。
片手がするすると体中を這う。
その手つきがとても艶めかしくて、レイは全身の血流が早くなり、鳥肌がたち始めた。