第27章 dependency ■ 【番外編】
そして夏油のズボンを下着と共に下ろした。
「ふふ…傑くん?
凄いことになっちゃってるね?」
含み笑いを浮かべてそう言い、そそり勃っているそれを握る。
「っ!…はぁ…もう… レイ…
意地悪しないでくれ…」
悩ましい笑みを浮かべている夏油を見つめたまま上下に手で扱く。
「っあ……っ!」
たちまち彼の表情は苦しげなものに変わり、息が荒くなった。
それを見ているだけでレイは自然に手の動きが速くなる。
「ちょっ…ちょっ、と!…待て!」
上半身を起こした夏油にギュッと手を掴まれ、レイは眉間に皺を寄せる。
「なんでよ?」
「…なんでって…これでイッてしまったら勿体ないだろう?
せっかく目の前に君がいるのに…」
不機嫌そうなレイの頬を触りながら薄ら笑う。
「だって…いつも私ばかり何度もイかされてて…
悔しいんだもん……」
「ふ…なんだい、その謎の反抗心は。」
「違うぅ。そうじゃなくって、私も傑のことを何度も気持ちよくさせたいの!」
「わかったわかった。全く…
君にはかなわないな…」
夏油は優しく微笑みながら、あやすようにレイの頭を撫でた。
そして、深く深呼吸する。
「じゃあ…少し手加減しつつ、頼むよ…」
「手加減?」
たちまち怪訝な顔つきになるレイに苦笑いする。
「そう、手加減。
君に本気を出されちゃこっちの身がもたない」
「なにそれぇ?絶対うそ!
それに、傑の体は私のものなんだから、
好きにさせてもらう!」
そう言い放ったかと思えばパクリと咥えだした。
そのまま舌を動かしながら手と口を使って上下に口淫する。
「…っう……は……」
夏油は結局されるがままになりながら、
懸命に動いている頭を撫で、髪を耳にかけた。