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walking proud~呪術廻戦~R18~

第27章 dependency ■ 【番外編】


「俺〜レイのこと大好きだぜぇ」

パンダがレイの顔を見て言った。
なんとも愛らしくてレイは微笑んだ。

「なっ!おいらの方が負けてない。」

「俺の方がくま野郎より先に出会ってる」

「それは関係ねぇ!つーかクマ先生だろーが!
だいたいおいらはレイのっ」

2匹のやり取りがかわいすぎてレイは写メに夢中になっていた。
笑いをこらえながら嬉しさを噛み締めていると…

「やぁ、お二人とも。その口論に私も参加させてもらってもいいかい?」

「っ!!傑!?いつのまに?!びっくりしたぁ…」

夏油がにっこり笑って立っていた。

「私の方がレイとの付き合いは誰より長いし、愛情も負けないと思うなぁ…」

クマとパンダはムッとした様子で口を噤んだ。

「それから私の方が、レイのことをよく知っていると思うしー…あんな顔やこんな顔や、あんな声もこんな声も…それから、」

「ちょ、ちょと!やめてよ傑!」

「ハハハハハハ冗談だよ冗談。
それよりこんな所にいたんだね…やっと捕まえたよ」

夏油は赤らんだ顔のレイの腕を取って立ち上がらせた。

「今日は脳筋教師に邪魔されちゃったからねぇ…」

そう呟きながら、レイの肩を抱いて部屋を出ていってしまった。


残された2匹はため息を吐く。

「あいつにはお前でも適わねぇ感じか?」

「…そもそも愛の次元が違ぇかんな」

「そうなのか?」

パンダはポカンとした表情でクマを見る。
クマはウンザリ顔で言った。

「ふー…人間に生まれなくてよかったと思わねぇかー?
だっていろいろめんどくせぇじゃん?」

パンダはくすくすと笑った。

「だな…同意見だ。
人間に生まれなくて心底良かったぜ。」

廊下から2人の幸せそうな笑い声がした。
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