• テキストサイズ

walking proud~呪術廻戦~R18~

第26章 distortion


乙骨の中で、五条の言葉が反芻された。


"君にかかった呪いは、使い方次第で人を助けることもできる。力の使い方を学びなさい。
全てを投げ出すのは、
それからでも遅くはないだろう?
…あのね……
独りは……寂しいよ?"




「独りは寂しいって…言われて…
言い返せなかったんだ。
誰かと関わりたい。
誰かに必要とされて…
生きてていいって…自信が欲しいんだ…」


本音を吐露し、涙を溜める。

すると真希は大声で言い放った。


「じゃあ…呪いを祓って祓って祓いまくれ!!
自信も他人もそのあとからついてくんだよ!!
呪術高専はそういう場所だ!!!!!」




里香ちゃん……

力を…貸して……










全てを終わらせて、意識のない真希を背負い、なんとか帳の外まで急ぐ。


そうだ。
僕は…決めたじゃないか…!
ここで変わるって!!







頑張れ。憂太。


里香の声が聞こえた気がした。




「うん…頑張るよ…!」







「おかえり。頑張ったね。」



気がつくと、五条が笑みを浮かべて
目隠し越しに見下ろしていた。
/ 1492ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp