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walking proud~呪術廻戦~R18~

第26章 distortion





「約束だよっ!大人になったら、里香と憂太は結婚するのっ!」


「いいよ!じゃあ僕らはずーっと一緒だね!」





乙骨はあの時の想い出を回想していた。

まさしく、一瞬にして訪れた別れだった。





「里香ちゃんが僕に呪いをかけたんじゃなくて、僕が里香ちゃんに呪いをかけたのかもしれません…」


2人きりになった部屋で、乙骨は目を潤ませて俯いている。


五条は目隠し越しからその顔を真剣に見つめた。


「これは持論だけどね…」


そう、これは持論だけど、
正論でもある…



「愛ほど歪んだ呪いはないよ」






「……先生、僕は…」


乙骨は左手の薬指の指輪を見つめ、真剣に言った。


「…僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」




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