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walking proud~呪術廻戦~R18~

第25章 splinter


五条はもう限界だとばかりにアルバムを閉じ、箱に詰める。


そして、テディベアをその上に置いた。

「お前も俺の所有物だからな、くま野郎。」

クマの首に、レイのペンダントと棗のペンダントを二重にかける。

「ぷっ。けっこー似合ってるよ、プー太郎。
それよりさー、稲妻のピアス知らねぇ??」

あの稲妻ピアスは伊地知がレイに返して、レイが持っていたはず。


あの日、レイが持ってて、そのまま呪霊と共に消えてしまったのだろうか?

「まっ、いっか…
なぁ、俺こんなに荷物多くて女々しい?
どう思う?くまポン。
つか、大丈夫〜?苦しくないー?」


と言いつつ、クマのことは気にせずぎゅうぎゅうと詰めて箱を閉めた。


スマホの待受けはとっくに変更してしまった。

ミニー耳の全員のショットから、
クリスマスに撮ったクマがクマのケーキ入刀のシーンに変えた。


「これ見てさ、俺、頑張るわ。
いつも" 師 " に監視されてる気分でさ。」



フォルダの中の大量の写メは、何度も削除ボタンに指が触れそうになったが、結局できなかった。

もう見なければいいだけの話だと言い聞かせて。
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