第24章 calamity
冥冥の言葉を思い出す。
"恋ってのはね…私達を幸せにするためにあるものではないんだ。恋は私達が苦悩と忍従の中でどれほど強くありえるか、ってことを、自分に示すためにあるものなんだ。
時は悲しみの傷を癒す。人はみな変わる。
過去の自分はもはや現在の自分じゃない。
悩む者も悩ます者も、時が経てば別人になる"
来年も、再来年も、その次も、
ずっとずっと一緒にいるって…
約束したのに…
嘘つき…
"死んでも永遠に愛してる"
私はそう言った。
あれは嘘じゃないし冗談でもない。
本気なの…
永遠に愛してるの…
あなたに出会うために生まれて
あなたと生きるためだけに生まれてきたと
本気で思ってきた。
だって、
私に生き方を教えてくれたのは
あなたなんだよ?
だから
死んでも永遠に愛してる…
私の唯一の呪いの言葉。
ねぇ傑は今…
何を考えてる?