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walking proud~呪術廻戦~R18~

第23章 cruelty


人の行き交う街の雑踏の中、夏油の前に立ちはだかる五条。

夏油はこちらに気づいて立ち止まった。


「説明しろ傑!!!!!」


「硝子から聞いただろ?
それ以上でもそれ以下でもないさ」

「だから術師以外殺すってか?!
親も?!棗も?!」

「特別扱いするわけにはいかないだろ。
それに、もう私の"家族"はあの人たちだけじゃない」

「んなこと聞いてねぇ!
意味ない殺しはしねぇんじゃなかったのか?!」



盤星教のあいつら、俺が殺すかと言った時、
お前は言ったよな。
意味が無いからやめろと。


"意味ね…それ本当に必要か?"

"必要なことだ。とくに術師にはな…"


あれはなんだったんだ?





夏油は不気味に笑っている。


「意味はある。意義もね。大義ですらある。」


「ねぇよ!!非術師殺して術師だけの世界を作る?!
無理に決まってんだろ!!!
できもしねぇことをセコセコやんのを!
意味ねぇっつーんだよ!!!」


「…傲慢だな」


「あ゛?」


夏油は冷たい表情になり、目を細めた。


「君にならできるだろ、悟。
自分に出来ることを人にはできやしないと
言い聞かせるのか?」


五条は目を見開いた。

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