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walking proud~呪術廻戦~R18~

第22章 impurities


レイは任務を終えて、いつものように夏油にメッセージを入れた。

"今終わったよ〜♪今日も傷一つないよ!"


今日は夏油は県外の任務に行っている。
だから帰ってくるのは少なくとも明日以降だ。

今朝別れ際、寂しくて寂しくて何度も抱きついたのを覚えている。

"ははは大袈裟だなぁ。すぐに帰ってくるよ"

そんなようなことを何度も繰り返し、何度も抱き締め返してくれた。


連絡を待つ間、教室で報告書を書いていた。


今日も皆各々任務へ出向いている。


レイは報告書を書き終えてからスマホを見て、妙だと思えてきた。


"今任務地ついたよ〜"

これすらも既読になっていない。

もう何時間も前に送ったメッセージだ。


あぁ、でもきっと…
忙しいのかもしれないし、圏外なのかもしれない。
確かかなり山の方の村だと言っていたし…

そう納得しようとしたのだが、
どうも妙な胸騒ぎと不安の感情ばかりが自分を支配してしまい、少しばかり自分に呆れ返ってしまった。

「全く…私って…もっとシャンとしろっ!」

パシンと両頬を叩く。


この先も何度も互いに遠出する任務はあるはずだ。

こんなことではこの先どうなることやら…


「ははは…完全に依存症だなぁ私って…」

自嘲気味に笑って、無意識に握っていた胸元のペンダントを開けた。

傑と棗とクマと自分のプリクラ。

すごく楽しそう。


結局まだ棗に会いに行けてない。

早くこの忙しい時期が過ぎて、
五条も含め、みんなで棗に会いに行ってゲームをして、プリクラ撮って、遊びたい。


レイはなんとか深く深呼吸をして、部屋に戻った。

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