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walking proud~呪術廻戦~R18~

第22章 impurities



檻を破壊すると、返り血を浴びた見知らぬ男を前にしているのもあるからか、怯えきっている態度を変えない女児2人。



「大丈夫だよ。私は君たちの味方だ。」



にっこり笑ってしゃがみこみ、目線を合わせると
2人の表情が少し緩んだ。




「どうやら君たちは、こちら側の人間らしい」


2人の頭に手を置く。



「…お名前は?」


「・・・」
「・・・」


「…あぁごめんね、
猿に呼ばれていた名前なんて嫌だよね…
…じゃあ……」



2人の手を優しく取る。



「君が菜々子で、君が美々子だ。」



2人はコクリと頷いた。




「今日から私の新しい "家族"だよ。よろしくね。
じゃあ、行こうか」


「ど…どこへ…」



夏油はにっこり笑ったまま言った。




「君が、君でいられる場所さ…」




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