第22章 impurities
思い出のアルバムを見つめていたら、眠ってしまっていたようだ。
時計を確認すると、もう夕方の5時…
急いでスマホを確認する。
「え?」
まだ既読がついていない。
夏油の夢を見た気がした。
どんなだったかは覚えていない。
でも…
寝ても覚めても1番に彼のことを考えてしまう。
「んー…大丈夫かなぁ、ほんっと…」
その後、五条やクマに連絡させても全く無反応で、夜遅くにたまらず電話をかけてしまった。
"ーーーただいま電話に出ることができません〜…"
アナウンスが流れるだけ。
もうレイは眠ることすら出来なかった。
五条は、
絶対大丈夫!ただ圏外なだけだって!
つーか、そもそもあいつだよ?!
なんもねーって!
を繰り返すばかり。
やっぱりそうなのかなぁー
と思いながらも、ほぼ眠れないまま翌日になってしまった。