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walking proud~呪術廻戦~R18~

第19章 torture


「面白くない上が、僕のいぬ間に特級を利用して、体よく悠仁を始末ってとこだろう。ほかの2人が死んでも、僕に嫌がらせができて一石二鳥とか思ってんじゃない?」

虎杖悠仁くんの遺体を前に、五条さんがウンザリ気味に言った。

「いや…しかし…派遣が決まった時点では、本当に特級に…」

「犯人探しも面倒だ。いっそのこと上の連中全員殺してしまおうか?」

五条さんの空気が一変して、その気迫の恐ろしさに息を飲んでいたら、白衣を着た硝子さんが現れた。

「珍しく感情的だなー。随分とお気に入りだったんだな、彼。」

「僕はいつだって生徒思いのナイスガイさっ。」

「あまり伊地知をいじめるな。私達と上の間で苦労してんだ。」

もっと言って!硝子さん!
そう心の中で言う。

「男の苦労なんて興味ねーっつの!」

「そ。…で、これが宿儺の器か…好きに解剖していいよね?」

「役立てろよ」

「役立てるよ。誰に言ってんの。」


私はやはり、責任を感じてしまっていた。
私にできることは結局今は、補助監督という立場。

かと言って、力不足にはなりたくない。
かつての先輩たち、そしてこれから活躍していく生徒たちの力に、少しでもならなければと思ってこの職に就いた。

しかし、今日、私は分からなくなっていた。
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