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walking proud~呪術廻戦~R18~

第15章 disaster


「君と会う前に、悟との話し合いは済んでる。」



"…星漿体のガキが同化を拒んだときぃ?!"

"……そんときは、同化はナシ!!"

"ククッ…いいのかい?"

"あぁ?"

"天元様と戦うことになるかもしれないよ?"

"はん、ビビってんのー?大丈夫っ。なんとかなるって。
だって俺らは"最強なんだから。"



「私たちは、最強なんだ。
理子ちゃんがどんな選択をしようと、君の未来は、私たちが保障する。」


柔らかい夏油のその言葉に、天内は眉をひそめて泣き出しそうな顔で喋りだした。

「私は…生まれた時から特別で…皆とは違うって言われ続けて…私にとっては特別が普通で、危ないことはなるべく避けてこの日のために生きてきた…」

彼女の一人称が、"妾"ではなく"私"になっていることに気付く。
彼女自身の本音が吐き出されているのだと夏油は理解して、真剣に耳を澄ませた。


「…だから…同化で皆と離れ離れになっても…大丈夫って思ってた。どんなに辛くたって、いつか悲しくも寂しくもなくなるって…。
でもっ…でもやっぱり…もっとみんなと…一緒にいたいっ…!」


天内の表情は一気に歪み、そしてたちまち涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていった。


「もっと皆とっ…一緒にいたい…
もっと皆と色んなところに行っていろんな物を見て…もっと…」
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