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walking proud~呪術廻戦~R18~

第11章 throbbing



「硝子、お前は分かりやすいぞ。それに、良い奴だと思う。」

ホクロもチャーミングだし。
とクマが付け加えた。


「ははっ、そりゃどーも。
あんたのお陰でホクロがコンプレックスじゃなくなったわ」

はっはっはと笑ってみせる。
クマと飲むのも案外悪くない。
どころか、すげーいいなと思えてきてしまった。

でもさ、たまにあんたも不気味に思うことがあるよ。
と心の中で言う。


「私もあんたは良い奴だと思うよクマ。いつも誰に対しても客観的に見ててね。でも1つわかんないのはさ、あんたは誰の味方なのよ」


新しい酒が運ばれてきた。
それを何食わぬ顔で飲みながらクマはつぶやくように言う。

「おいらは誰の味方でもねーよ。ただレイのことを大切に思ってるってだけだ。おいらの一部分を。」


もぐもぐ口を動かしっぱなしのクマを横目で見る。
言ってることいつもよくわかんないけど、やっぱこいつって可愛いなと思う。
周りが持ち歩いてるあの変なダッフィーだかってやつよりも。


「……あっそう。」

とりあえず一言そう言う。

なんだか少しだけ頭がクラクラしてきた。今日は酔いが回り出すのが早いなと思った。

で、あいつらは楽しんでいるだろうか?
妙な関係性のあの3人は。
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