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walking proud~呪術廻戦~R18~

第11章 throbbing


「…その頃1度、合コンに連れてったことがあったわ」

「ごーこんってなんだ?」

「ふははっ、それはあの時のレイと同じセリフだね」



思えばあれも、こんな風に暑い夏の日だった。

よく分かっていない顔をしているレイを、他校の友達に誘われた合コンに連れていった。

服装や化粧をそれらしくして大学生とか偽って、酒を飲みまくった。

男性陣は皆お金持ちそうな20代後半くらいで愛想が良くて盛り上がった。

しかしレイだけはめちゃくちゃ控えめで、会話もたどたどしくて、そんな姿が逆に男たちを煽いだのか、かなり話しかけられていた。


レイがお酒の飲み方すら知らないことに、完全に私は失念していた。
いつの間にか、かなりの量を飲んでしまっていたらしく、潰れてしまって…

それに気が付かないほど私は飲んでしまっていて…


で、レイの姿がないことに気が付いて一気に正気に戻ったんだった。

皆に聞いたら、一人の男に連れられて行ったと…。

超焦りまくって、店を出て何度もレイに電話を掛けたけど繋がらなくてまた焦って…


そしたらなぜか、五条から電話が来た。

"おい硝子!お前今どこいんの?"

「どこって……どこだここ…」

"何してるわけ?とりあえず△△駅に来いよ!南口!"

「いや、レイを探してんだよ!いなくなっちゃっ」

"レイはここにいるよ!いーからはよ来い!"


プツッと切れて、急いでそこへ行くと…
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