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walking proud~呪術廻戦~R18~

第51章 Infinity ■



それは、あまりにも想像とかけ離れている
というか、
あまりにも実物と違すぎる、
ただの"茶色"の丸に、黒の目と鼻と口のようなものがかろうじて分かるような…

まぁいわゆる、
よく分からない落書き並みの絵?だった。


「てんめぇ…ふざけてんのかァ?!
これがおいらだあ?!兄ちゃんをバカにしてるだろ!」

「ま、待ってよ、クマっ。
きっとこれは本当に真剣に描いたんだと思うよ」

「……なんだと?」


クマが汚いものを見るような目をレイに向けたのと同時に、いつの間にか五条が帰宅していた。


「なぁに騒いでんの〜?
んー?何描いて……??…ん?これなあに?」


「悟……これは…その…ウサが描いた…えっと…」

「んんー?」

レイの言葉に、五条は目隠しを取りながら紙を手に取り顎に手を当てた。


「……もしかして……クマ??」

「てめっ…なんでそうなるんだよ!」

「ははははは!うさぴょんよくできたねぇ?
うんうんよくできまちた♡ちゃんとお兄ちゃん描けてるよ?そっくり〜!
あーそれにしてもうさぴょんはかわいーね?♡
はいっおかえりのチューしてくれる?♡」


そう言ってウサギを抱えあげる五条に
クマは完全にブチ切れてしまった。

自分の愛らしい容姿を貶されるようなことが、クマにとっては1番許せないことらしい。

青い炎を滾らせ、目を三日月型にし始めた。


「…てん…めぇえええ!!!!」


「ね〜うさぴょん♡パパにちゅ〜はぁ〜?」


「…ちゅ」


「ひぁぁああーーー!!♡♡」



五条はクマを完全無視している。



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