第51章 Infinity ■
ぽん
ぽん
ぽん
「おらおらなんなんだうさ公てめぇ!!
ふざけてんのか?!ヤル気あんのかよマジで!!全力で来い馬鹿野郎っ!!」
五条 「きゃわいい〜♡」
全員 「・・・」
ウサギは客観的に見ると、ふざけているとしか見受けられないほど弱々しくパンチをしているだけ。
「てんめぇ…それでもおいらの妹かよ?!
舐めてんのか?!いい加減本気を出せ!!」
「アタイ、本気なんだけど…」
全員 「・・・」
「いいんだよ?うさぴょんは強くなくたって♡
いつだってこの悟パパが守ってあげるからね?♡
さぁ、もう終わりにしようか。パパと遊ぼ♡」
五条がウサギを、それはそれは大事そうに抱き上げ連れて行ってしまった。
さすがのクマも、いろんな意味でうんざりしてしまったのか、長いため息を吐いてその場に大の字に寝てしまった。
虎杖 「なんか…意外…だな…」
釘崎 「クマとは大違いね…」
伏黒 「まだ覚醒前…なんじゃないか?」
狗巻 「ツナマヨ…」
禪院 「五条の溺愛ぷりに突っ込むとこだろ」
パンダ 「クマ〜まぁそうガッカリするな」
「あ〜、おいらもー無理。とくになんもしてねーのにすっげー疲れた。おい、レイ、帰るぞ。」
「ええっ?!か、帰るの?!」
その時、レイのスマホが鳴った。