第51章 Infinity ■
そしてやはり皆ウサギの存在を前にして唖然としている。
「じゃじゃーんっ!!
僕とレイの赤ちゃんでーす♡
可愛いでしょ〜♡」
「あ…や…もちろん可愛いけどさ…
びっくりしたぁ…。もう生まれたとか言うから…」
虎杖の言葉に皆が頷く。
五条に宝物のように抱かれているウサギはとても不機嫌そうな顔をしているが見た目はとても可愛らしいことには変わりない。
「クマにもついに妹ができたっつーことだな。
良かったじゃねぇか。」
パンダの言葉にクマは仏頂面のまま返した。
「良かったかどうかを今から試すんだ。
使い物にならなぇならおいらの妹に相応しいとは言えねぇかんな」
「はははっ、本当は嬉しくてしょーがないくせによく言うぜ」
「うるっせぇよ、バカパンダ」
ウサギはしばらく皆にムニムニ弄られていた。
「おいてめぇら離れろ!
いつまでやってる!おいウサ公こっちへ来い!
お前の力を見せてみろ全力でな。」
「ちょちょっとクマポンあんまり酷いことしないでよ?
なんたって僕の可愛い可愛い愛しの娘なんだから!」
「てめぇ親バカも大概にしろや」
そうしてウサギの稽古が開始された。