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walking proud~呪術廻戦~R18~

第8章 unexpected


子供たちの両親は何度も何度も頭を下げてきた。
あまりに感謝されすぎると、どことなく居心地が悪くなってしまう。


「もう危険な場所で隠れんぼはやめてね?」

「「うん!」」

レイはクマの手を掴んでその手で3人の頭をよしよしと撫でていった。


「ありがとうくまさん!またね!!」

そう言って子供たちは順番にクマに抱きついていく。
クマは不機嫌そうに黙ってそれを受け入れていた。

「ばいばーーい!!」
「また遊ぼーねくまさーん!」

そう笑顔で去っていく子供たちに、レイが無理矢理クマの手を取って大きく振る。

「また遊ぼうね、だとよプー助!
よかったな、お友達ができて!」

「るせぇわ!人間のガキと遊ぶのはもうごめんだ!」

親が来るまでの間、なんだかんだ言ってクマは子供たちと遊んであげていた。
その光景が微笑ましすぎて、レイはますますクマの存在を愛おしく感じてしまった。


「はぁ…んなことよりやべぇな…
傑にドヤされるなこりゃ…」

レイには傷一つ付けないと言っておきながら…
彼女の手には血が滲んでいる。


「はっ、だな。傑に殺されるかもなお前。」

笑いをこらえているクマを睨みつけながらも、五条はため息を零さずにはいられなかった。
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