第50章 promise ■
テカポ湖は、‟ミルキーブルー”と称される、まるでミルクを溶かしたような、特徴のある青みがかかった乳白色をしている。
これは氷河が削った岩石成分が含まれていることから、このような色に見え、光の加減によっては濃い青にも見えたりする。
まるでおとぎ話の世界のような絶景に目を見張った。
あまりに大きく広がる湖に、スカイブルーの青空が映し出され、どこまでも果てしなく輝いている。
そして緑と花々に囲まれた大自然のそれは、言葉では言い表せない美しさだった。
「なに…これ……」
息を飲んで、何も言えなくなってしまった。
悟はこれを見せたかったのか…
そう思って目を細める。
確かにこれは、今まで見てきた景色がなんだったんだと思えるくらい、とても言葉では説明できない光景だ。
「見せたいのはこれじゃないよ?」
「っえ!?」
思いもよらない言葉に唖然となる。
五条は笑みを浮かべながらレイの手を引いた。
「とりあえずプール入ろ〜♪」
P.S. ここまでのイメージが想像しやすいように、
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2021.12.11