第50章 promise ■
「なにもかもがすごすぎる…
ありがとう悟。私ちょー満足だよ!」
船に乗りながらもう既に大満足といった様子で目を輝かせて周囲を眺めているレイに、五条はくすくす笑う。
「ねぇ、言っとくけど、まだメインじゃないからね?
僕が見せたいものは、全っぜん違うよ」
「え、そうなの?」
「うん、とりあえずもうホテル行っちゃおう。
荷物はもうそっちに到着してるはずだし。」
運転手も手配済みで、さすがなにもかもやることが早い。
素晴らしい風景を眺め、寄り道をしながら約3時間後、着いた先は「テカポ湖」の絶景が見渡せるほとりにあるホテル。
美しすぎる壮大な湖にうつる向こう側の広大な山々。
まさに大自然を満喫するのに充分すぎるロケーションだった。