第50章 promise ■
ニュー・リージェント・ストリートで食事をし、ショッピングをしたり…
ここは1930年代に作られたメルヘンチックな通り。
両側にはスペイン調のカラフルな建物がずらりと並んでいる。
これらの美しい建物はカフェやレストラン、数々のショップなど様々な店舗になっており、常に人々で賑わっている場所。
ストリートを走るクラシックなデザインのトラムまでもがまるで絵本の中の風景さながらで、自分がまるで物語の一部と化したような空気感に包み込まれた。
散々感嘆し、はしゃぎまくり、写真を撮りまくり、
テンションが上がりすぎて傍から見たら、少々バカップルのようになっているかもしれないが、はっきり言ってそれどころではなかった。
街のシンボルである大聖堂を周り、クライストチャーチ植物園を巡った。
クライストチャーチ市が創立してまもなくの1863年に開園した歴史ある植物園。
南半球固有の珍しい植物はもちろん、ヨーロッパ風のバラ園、ハーブ園などの庭園が広がる。
園内を巡るようにエイボン川が流れており、古いヨーロッパ風の衣装を着た船頭さんが小舟でゆったりと案内してくれる。