第50章 promise ■
「おい、レイ。
せっかく来たんだからもっと食えよ。そうだ、めちゃくちゃ辛〜いもんを食って頭ん中一旦ぶっ飛ばせ」
「えっ」
レイが何か発言するまでもなくクマは勝手に店員に注文してしまった。
「需要点什么吗?」
(ご注文は?)
「辣味麻婆豆腐。」
(辛口麻婆豆腐くれ)
「知道了。还有别的吗?」
(かしこまりました。ほかには?)
「请给我5个蛋挞!快点!」
(エッグタルト5つくれ!急げよ!)
さすがパーフェクトクマは中国語も堪能だ。
何を喋っているのか、レイには全くわからない。
そして運ばれてきたのは真っ赤な麻婆豆腐。
見るからに激辛であろうことが伺える。