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walking proud~呪術廻戦~R18~

第49章 roaring




«とにかく頼むよ。あいつの悪いとこは愛情の裏返しだと思ってよ。とにかく昔も今も、"レイ命" なんだよ。»


それだけ言って切れてしまった。


レイはそのままゆっくりと五条にメッセージを打とうとページを開く。
しかし、震える指が、あちこちに触れてしまい、なんて打っていいかも分からず混乱していた。





対するクマは、
憂憂の顔の絵を描きながら呑気な態度で七海に電話をしている。


「なんだよ、シチサン。
おいらに電話なんて、めずら」

«そんなこと言ってる場合ではないのですよ、五条さんが五条さんではなくなっています。»

「はっ、おもしれぇ冗談だ」

«冗談ではな»

「あいつはレイの前だと何にでもなれるらしい。
本人談だ。」

«そういうことではなく…ハァ…
ところであなたは今何を?»

「憂憂の絵を描いてんだ。だから忙しい。
要件は手短に言え。」

«…ハァ……
やはりあなたもそこにいるんですね…»


七海の焦ったような吐息が聞こえる。
クマはスマホを挟みながら真顔で憂憂の絵を描いている。
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