第49章 roaring
帰宅してからのレイは、
冥冥と夕食を作り、みんなで食事を済ませ、そしてみんなでお風呂に入った。
温泉のように広いこの浴槽では4人でも余裕だ。
うちもかなり広いが、ここはそれを上回っている。
とても楽しい入浴。
なのだが、やはり五条のことが気になって仕方ない。
冥冥は、五条とただ手合わせをしていただけと言っていたし、服が破けただけで怪我はなかった。
それに関しては少し安心はしたのだが、彼とあのとき話すことは叶わなかった上に、ますます話しづらくなってしまった。
あの時話せばよかったかな?
でもみんないたし……
というか、彼は何を考えているんだろう?
なんだかどんどんマズイ方向にいってない…?
このままもしかして…
終わる……?