第49章 roaring
追いかけて行った先で、レイは顔面蒼白になる。
五条と冥冥がバトルしている?!
それを、虎杖たち3名も、驚愕の表情を浮かべて見つめている。
「ど、どっしよ…え、なんでっこんなことに…」
「喧嘩か?よくわかんねぇけど…俺らの出る幕なくね?
てかなにこれ。止めた方がいいの?」
「私らには無理だよ。特級のレイさんなら止められるんじゃないの?」
不安そうな面持ちをした3人の視線が刺さり、レイは我に返った。
そうだよ、突っ立ってる場合じゃない。
止めなきゃ…!!
「ふっ2人とも!!ストップ!!」
「「?!」」
その大声にようやく2人はピタリと止まった。