第49章 roaring
「俺、レイさんを悲しませる奴許せねぇ。」
「やっぱりあんな男やめて俺にしたほうが…」
「うん、私も伏黒に1票だな」
「俺も。伏黒に加勢するわ」
「えぇっ!」
「よし、とりあえず伏黒、決着つけに行くか。
3対1なら本気出せばなんとかなるかも」
虎杖の言葉にレイは顔面蒼白になる。
しかし、止める間もなく3人はすごい勢いで走っていってしまった。
「ちょっと…嘘でしょ…え、え、どーしよ!」
少し離れた位置で組手稽古をしていたパンダ、狗巻、禪院はポカンとした表情で、走り去っていく虎杖たちを目で追っている。
レイは荷物を置いたまま急いで3人を追いかけた。