第49章 roaring
3人は目と口を開けたまま暫く沈黙してしまった。
「……あ、なんかごめんね?ていうか…
こんなこと生徒に話すべきじゃないよね、忘れてっ」
「ヤバすぎる…マジでサイテーじゃんかあの人」
「あぁ。さすがあの人だ。」
「ほらやっぱり私の言った通りあの人が悪いっ」
「え…っ…」
3人は口々に顔を顰めながら喋りだした。
「ペンダント消すとかマジで酷すぎじゃね?」
「あぁ。普通じゃないな。それに普段の行いも異常だ」
「乙女を傷つけるようなこと言うとかもうクズオブクズ!」
「……あ、みんな…あのっ」
「マジで俺、許せなくなってきたわ」
「俺もだ。そこまでクズだったとはな…」
「何がグッドルッキングガイよ。調子乗りすぎ」
「みっ、みんな…」
「ほんとそれだよな。見損なったぜ。」
「グッドパーソナリティは放置ってとこからして終わってる」
「グッドルッキングだったらバッドパーソナリティでも許されると思ってるのかしら」
「ごめん、あのさっ…」
殺気立ち始めている3人にレイはあたふたする。