第49章 roaring
ー五条sideー
わーきゃー声が聞こえる校庭を窓ガラス越しに盗み見る。
虎杖や野薔薇を始め、伏黒やパンダたちも集まって団欒?している。
しかも冥冥までいる。
「うわ…てかレイは?…ど…??え??」
その光景に驚愕した。
か、か、髪を切ってる?!
胸元まで伸びてたのに、
鎖骨あたりになってる?!
「うそ……」
失恋すると、女は髪を切るって言うけど…
まさかそれ?!
どーしよ…
これガチでもう別れたの確定じゃん。
言われてないけど、これって俗に言う
自然消滅…的なやつじゃん。
終わった…
僕は捨てられた…
「悟、そんな所でなにしてる」
突然の声にバッと振り向くと、夜蛾が立っていた。