第49章 roaring
ー五条sideー
結局朝っぱらから電話はできないまま五条はいつも通り高専へ行った。
やはり隣にレイがいないとなかなか寝付けなかったし、早くに目覚めてしまった…
でも元々ショートスリーパーだから3時間も眠れれば別に問題は無い。
ただ、寝不足とは違った意味で体が重いしダルい…
今日は野薔薇と悠仁に稽古頼まれてるんだよなぁ…
大丈夫かな、僕…
などと少々不安になりながらも、教師らしくしっかり頭を切り替えようと己を奮い立たせる。
今夜帰宅したらまた電話して…みる?
あのことの誤解も解きたいし…
ペンダントのことも謝りたいし…