第48章 hesitation
そして帰宅途中にさっそくスーツケースを購入し、あれこれ詰め込んでいく。
「なんだかうきうきしちゃうなあ〜♪
あ!胃薬も必要かな?あとは…一応この服も…」
「なぁレイ、2泊だしそんなにたくさん荷物いらんと思うぞ。」
「そりゃークマは何もいらないかもしんないけど、女の子はいろいろ必要なんだよっ」
「だとしても…。おっ、今返信きた……ん?…ホテルに豪勢なプールがあるらしいから水着は必須だとよ。」
「わぁあ!ホントにぃ!?やったあ!」
レイはぺちゃくちゃ喋りながらも胸の高鳴りを抑えきれず既にはしゃいでいた。
ガチャ。
「あ〜やっぱここにいたぁ〜。…て…えぇ?!」
帰宅した五条は目隠し越しに広がる目の前の散らかり様に目を丸くする。
「あ、悟おかえり〜夕飯は食べた?」
「うん、悠仁たちと。てか何してんの?」
「あのね〜!クマと九十九さんと中国行くことになったの〜」
「はぁあ?!?!」
「え、なに?」