第48章 hesitation
「あ、あのさ悟…」
「うん?なになにどこか閃いた?」
期待の眼差しで覗き込んでくる五条にわざとらしく微笑む。
「あー、私、お家でまったり過ごしたいなぁ。
一日中ダラダラして、またさっきみたいに歌ったり踊ったり」
「はい、却下。」
「えっ」
「もーいいよ。僕が決めとくね。
あ〜もう今から楽しくなってきたぁ〜♪」
「・・・」
私の誕生日なんですけど…
と言いたくなったが、何を言っても聞かないと思い、「なるべく近場にして?」とだけ言ってとりあえず五条に任せることにした。