第48章 hesitation
五条は驚いたような顔をして言った。
「だめだめぇ!あれはあれ!これはこれ!マジで何か言って!なんでもするから!!!」
「えっ、えぇー…
そんな事言われても本気でわかんないよ。それにホントに祝ってもらわなくても…まぁどうしてもって言うなら全部任せるよ…」
「そ?わかった!うーんどっしよっかなぁ♪」
「ねえ…プレゼントは本当にいらないからね?」
ここ最近だけでいくら使ったと思ってるんだろうか。
これ以上馬鹿みたいな出費をさせたくないと本気で思っている。
「そーゆーわけにいかないよっ!ちゃーんと考えておく!僕センス良いの知ってるでしょ〜?」
「・・・」
センス…
無自覚だとは思うが、なんでもかんでも高価すぎるもので揃えているだけのような気がする…
それはセンスがいいという受け取り方でいいのかは悩ましい。