第47章 determination ■
五条は湯船の中で後ろからレイをギュッと抱き包んだまま静かに耳元で言った。
「僕にしてほしいこと…欲しいものでもいいし、なんでもいいよ。なんかない?」
「えぇ?今日だけでもこんなにいろいろ買ってもらっちゃたし…どうしたの急に、」
「レイに、僕といて幸せって、もっと思ってもらいたいんだ。…そのために…何ができるかなっ…て…ね…」
弱々しくそう言いながら、何度も耳やこめかみにキスをされる。
「いつも悟の愛情感じてるからそれだけで充分だよ?
ていうか……」
レイは振り返って五条の顔を見た。
少し眉を下げて刹那げに笑っている。
突然こんなこと言い出して…
もしかして…