第47章 determination ■
「きゃあぁあ!それっそっそれはだめぇ!!」
急いで駆け寄り、五条の手からバッと下着を取り上げる。
五条は一瞬呆気に取られたような顔をしていたが、すぐにニヤニヤしだした。
「ねぇレイそれ、僕の前で着るために買ったんだよね?」
「ちっ、違うよっ!私が普段着るために買ったの!」
「え?そんなにすごいやつを?」
「そ…だよ…。ていうか、ほとんど強引だったの!店員さんが!」
「そんなこたねぇだろレイ。あん時お前けっこーはしゃいでたじゃねぇか、それに自分で選んでた。」
まさかのクマのチクリ発言に顔を強ばらせる。
五条もあからさまにニヤニヤしている。
「なっなっ、何言って!でもガーターとかストッキングはホントに強制的に」
「え!ガーターとかまであんの?!
見せて見せて!!僕知らなかったよぉレイにもそんな趣味があったんだ?」
墓穴を掘ってしまった…
レイがバタバタと隠そうとするも、抵抗虚しく瞬時に五条によって広げられてしまった。
「わ〜ヤバイ…ヤバすぎる♡ていうかどの下着も可愛い〜♡
さすが店員さんだね、分かってる〜♡」
「・・・」
"彼氏さん絶対大喜びですよ!
これも付けなきゃ絶対ダメです!"
これらの言葉を連呼していた店員を思い出してしまい口を噤んだ。