第47章 determination ■
「おい!!てめぇらいつまで遊んでやがんだ!
腹減った!!」
「「っあ!!」」
今の今までクマの存在をすっかり忘れていたことに気付く。
五条は帰宅して始めてクマを見たようだった。
そして、クマのその姿に盛大に噴き出した。
「やっば!あは!あははは!
クマそれ似合いすぎてる〜〜!!
まさかのクマがシャネル☆ですかっ!
しかもグラサンまでかけちゃって実は僕に憧れてた?」
ドガっ!!!
「ったぁ!ごめ、ごめんクマ、ふひひっ!はは!」
クマの蹴りが何度も五条に飛んでいるが、五条は笑い転げている。
「ねぇ、2人ともイタリアンでいい?」
「うんっふはっ!僕はなんでもっ、ふ、ははっ」
「おいら明太子パスタな。っおい!てめぇ!
いつまで笑ってんだよ!いい加減にしろ!」
「じゃあ私はカルボナーラで…悟は……」
まだ笑いながらクマと喧嘩している五条にため息を吐く。
「…ナポリタンでいいね。で、サラダと、これとこれと…
ねぇ電話するから2人ともちょっと静かにして?」
とりあえずキッチンの静かな場所で電話注文をしてまた戻ると、なんと五条は今日購入した下着を広げて目を見開き固まっていた。