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walking proud~呪術廻戦~R18~

第7章 rival of life■


目覚めた瞬間、唖然とする。

目の前で目を閉じて眠っているのはどう見ても傑の顔だ。
悟の部屋にいたはずじゃ…?

懸命に思考を動かしながら上半身を起こすと、やはりここは夏油の部屋だと認識できた。


「よぉ、起きたかー?」

突然の声に、ビクッと肩を震わせ視線を走らせると、椅子に座って何かを書いているクマがいる。


「く、クマ…え?どうなっちゃってるの?」

「いつのまにかグラサン野郎の部屋で寝ちまってた。んで傑がここに運んだ。ちなみに今は5時。」

「っ!まだそんな時間っ…
クマはいつから起きてたの?」

するとクマはククククと笑った。

「ずーっと前から。レイとアイツがイチャついてたところらへんから」

その言葉でレイは一気に記憶を戻した。
心臓がバクバク波打ち思わず夏油を見る。
彼はすやすやと寝息を立てていてホッと胸を撫で下ろした。

ゆっくりとベッドから這い出てクマの元へ行く。

「お願いクマ。傑には黙ってて…」

声を殺してコソコソ言うと、クマは呆れ声を出した。

「は、なんでや」

「ななんでもだよっ!
ね?またいちごミルク買ってあげるからっ」

「その条件はもう傑と交わしてるから却下〜。
そんなにいちごミルク飲めねーし〜」

「えっええっ?なにそれ、なんの約束したの?」

「それは秘密」

「なんでよ気になるじゃん!」

「じゃーおいらもレイの情報をバラしてもいいってのか?」

「……うう……」

何も言えなくなったレイにフンと鼻を鳴らしてから、クマはまた机に向かってペンを走らせ始めた。
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