第47章 determination ■
服が掠れる音が聞こえ、
ハッと声を出しそうになった瞬間、
ズズっと奥まで一気に五条自身が入り込んできたのがわかった。
「んやっ…あっ!…んぁあっ…」
頭を片手で強く抑え込まれていて、
振り向くことがかなわない。
ギシッギシッとテーブルの音が響き、
後ろからひたすら腰を打ち付けられている。
頭を押さえつけられたまま、もう片手で上の服をずらされた。
かと思えば、覆い被さるようにして五条の舌が背中を這い、噛み付かれたり吸いつかれたりしていく。
「いっ、あっ、痛ぃっ…悟っ…んんっ」
「・・・」
じゅっ、ちゅぱ、と背中から五条の熱い舌と吐息を感じながら、再奥まで一定のリズムで律動されている。
「いた…っい…悟っ…ごめっ…許し、てっ」
しかし五条の行動はますます乱暴になっていくばかりだった。
きっとナマで挿れられてる…
こんなに激しく無理やり乱暴に抱かれてるのは初めてで…どうしていいのか分からない…
痛いし苦しい…
でもきっと…いや、絶対…
悟の痛みや苦しみの方が私より遥か上だろう…
ギュッと目を瞑り、グッと奥歯をかみ締めて
五条の声にならない感情と熱を全身で受け止める決心をした。
「はぁっ……は、ぁ…っ…」
ギシッ、ギシッ、
徐々に律動が速くなり、
五条の息が上がっているのを感じた。
後ろから身体を重ねられ、
ガッと髪ごと掴まれて顔を捻らされ、唇を奪われた。
「んんっ…んんんっ…んむぅ…っ」
どうしよう…
こんな状況なのに…
イッちゃいそう…っ…