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walking proud~呪術廻戦~R18~

第47章 determination ■


風呂から上がると、きちんと朝食が用意されていた。

五条の体調不良はすっかり抜けていた。

手を合わせてひとまず皆で朝食を食べる。

言っていたとおり、自分の皿には、ふわっとした綺麗なオムレツに、マフィン、ベーコン、サラダが盛り付けられている。
定番のジャム入りヨーグルトと甘いカフェオレもしっかりある。

「……おいしい。ありがと、レイ様…」

「っえ、様ってなに?」

「・・・」

ずっと落ち込み気味の五条の意を察してか、レイは明るく言った。

「昨夜のことは気にしないでよ。私は全然大丈夫なんだから。それより気分はどう?頭痛いとかない?」

「うん、へーき…。レイの服も…ごめんね…
もうお酒は飲まないようにするね…」

申し訳なさと羞恥と嬉しさと…様々な感情がごちゃまぜになりながらも朝食を食べきり、そして意を決して本題に入る。

「… レイ、ちょっと来て」

「うん。」

レイも意味は分かっているようで強く頷き、2人でソファーに座った。

「あのさ、僕は見てないけどさ…
その…あれは…本当なの?」

レイは一瞬言葉に詰まり、静かに口を開いた。

「…うん…ごめんね…。私に隙があったから…」

「・・・」

五条はやるせない思いを奥歯で噛み締めながら小さく深呼吸する。
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