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walking proud~呪術廻戦~R18~

第47章 determination ■


「わかった。じゃあ私は朝ごはん作るね。
悟昨日から何にも食べてないからお腹空いてるでしょ?」

「……うん…空いてる…」

「オムレツとスクランブルエッグどっちがいい?」

「……オムレツ…」

「わかった。あ、クロワッサンとマフィンどっちがいい?」

「……マフィン…」

「OK。カフェオレとオレンジジュースどっちがいい?」

「……カフェオレ…」

「ふっ…だよね。砂糖多めね。」


レイはニコニコしながらベッドから降りた。


「ねぇ… レイ……」

「ん?」

振り返ると、ベッドの上でまだ項垂れていて視線が下に落ちている五条がいる。

「なんでそんなに…優しい…の…」

「……え?…いきなり、どしたの?」

「・・・」

そのまま数秒沈黙した後、レイは目を合わせないままの五条に満面の笑みで言った。

「悟のことが大好きだから、かな!」

「………っ…」

レイは髪を結びながら部屋を出ていってしまった。

五条が顔を上げたときに一瞬見えたその笑みで、五条はいろんな意味で泣きたい気持ちを懸命にこらえた。
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