第47章 determination ■
「っわ…ちょっと」
「・・・レイっ…ごめんね…
ごめんなさい…すみません…でしたっ」
真っ先に自分のことを心配してくれるレイに感極まってしまい、五条は涙声になっていた。
「私は大丈夫だけど…悟が心配だよ…
ほんとに昨日は…救急車呼ぼうかと思ったくらいで」
「…うん。クマに動画みせてもらった…
迷惑かけてホント…ごめん…」
「迷惑だなんて思ってないけど…体調は?大丈夫?」
「うぅぅ…… レイ優しすぎる……」
ますます腕に力が入り、愛おしすぎてどうにかなってしまいそうだ。
このまま思う存分キスをしたい気持ちを懸命にこらえて五条はゆっくりと体を離した。
「とりあえず僕、お風呂入ってくる…」
歯も磨かなくては…
汗ばんで汚れてる体も綺麗にして…
話し合うのはその後にしよう…