第47章 determination ■
「……え…じゃあ結局僕を着替えさせてここに運んでくれたのってレイってこと?」
「ちげーよおいらだ。」
「えっ!うそ!じゃあなに?クマ僕を裸にして触れたの?!きゃぁあ〜」
べチン!!
「ってぇぇ……もう…冗談だよ…。」
「てめぇなぁ!ホントに申し訳ねぇと思ってんならちゃんと謝れ!おいらにもレイにも散々迷惑かけたんだぞ分かってんのか?!てめぇはガキか!!」
「うっ………」
五条はおずおずとベッドの上で正座をし、いきり立っているクマに向き直った。
「………せんでした…」
「あん?!聞こえねぇよ!!」
「すみませんでしたぁああ!」
その騒がしい声で、さすがにレイは目が覚めてしまった。
目を擦り、少し身を起こすと、視界に入ってきたその光景に目を見張る。
「なに……してんの…?」
正座をし、項垂れている五条と、腰に手を当ててそれを睨みつけているクマがいる。
「あ…… レイ…お、はよう…ございます…」
「?…おはよう。悟、大丈夫なの?」
「・・・」
「昨日めちゃめちゃ酔ってて大変なことになっちゃってて…体調とか平気?」
「っ…… レイ」
その瞬間、突然五条に抱きつかれた。