第46章 domain
「しかもこいつとおいらはあのあと、領域展開出し合って大喧嘩までしたんだぞ。なにもかもぜんっぶお前のせいだレイ!」
「っえええ?!なんでそんなに喧嘩っ!
うそでしょ?!虎杖くんは巻き込んでないよね?!」
その発言は無視され、クマは笑いながらまだ動画を撮っている。
「まぁ当然おいらが勝利したよな。だからタルトGETしたぞ。マジうんまかった。お前の分もある。感謝しろ。」
「そんなこと言ってる場合じゃ…もお……
悟っ!ねぇ、悟!起きれる?」
レイは五条の髪をタオルで拭き、汚れている上半身を拭った。
「うあーゲホッ… レイちゃ… レイ…
ちゅーして…抱き締めて…来てぇ……ぐすっ」
「悟……ちょとっ…」
抱きついてきた五条の背中をさする。
「大丈夫…?」
「…んん… レイ… レイ…っぐすっ…
好き…大好き……ねぇレイちゃん…
僕から…離れっ…ないでぇ…」
「…っ」
その言葉にドクンと鼓動が跳ねた。
私のせいで…こんなに悟は酒を煽って無謀なことして…
一歩間違えたら死んでたかもしれない…