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walking proud~呪術廻戦~R18~

第46章 domain


「ちょ!ちょっと悟?!ねぇ!!
うわっ!身体あっつ!!」

急いで五条を抱き起こすが、火照って赤い体はとても熱く、目は虚ろ。
五条が下戸なことは知っているのでレイは顔面蒼白になる。

救急車を呼ぶべきかもしれない?!
でも、これだけ吐いたなら少しは落ち着いたかな?!

いろいろ考えながら、五条をころころ転がしてひとまず退けてから、吐瀉物を片付ける。


「うう〜レイちゃあん…どこぉ…なの…
ちゅ、した、い…」


ボヤボヤと呟くその言葉に耳をすませ、片付けながらもクマに尋ねる。


「ね、クマ、どどうしちゃったの一体?
悟がこんなにお酒飲むとかおかしいよ…
なんかあったの?」

「あ?…それ本気で言ってんのかぁ?」

「え?」

「……てめ…おい嘘だろ、
呆れてものも言えねーな…」

「…あ…もしかしてっ…えっ…」


レイはようやく思い出した。
そうだ…クマと虎杖くんに、恵くんとの……
一瞬だけ見られてたんだっ…た……


「っな?!…ちょ、ちょっとクマっ!
なんで悟に言うの?!別に言う必要のないことでしょ?!」


「てめぇなぁ、人のせいにすんのかぁ?
それに報告したのはおいらじゃねぇ、赤毛野郎だ!」


「・・・っ」


何も言えなくなってしまった。
とにかく黙々と床を拭き、片付けていく。
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