第46章 domain
「でね…ヒック…っ…2度目に会った時からずっとっ…
すっ傑が…ぅは…1番でさ、僕はさ…うっ
応援してたっ…んだけどさっ…ぉぇ…」
「・・・」
「何度も諦めよ、っと…っ…思った、よ、けどっ
どんどん大好きになっちゃって…っ…」
「・・・」
「…んん、んで、お姫様にね…なってほし…っくて
傑おーじ様にっ、さ、捲し立て、て、で…」
「・・・なぁ…支離滅裂すぎんだが…」
「ギャハハっ!でも傑ってさぁ!くくっ、あははっ
釣り合わな…とかいって、うは!あのニヒルスマイルでさーあ!だから僕言ってやったっのっ!王子が動かないとっ、物語っ進まないんだって!最後まで責任持てって!ヒックッ…」
「・・・意味わかんねー…」
「うわはぁぁ〜んっ…なのにさっ、なのっ、にっ!…うぅう僕がさぁ、それ、どういう気持ちで言ったかなんて、分かるわけないっよね、誰もっ…僕のそんときのっ…気持ち…知らないだろぉ…うえーん!うぅっおえ」
「・・・酔っ払いバカうっせぇー…」
「僕っが!そんときどれだけ!自分の本心っ、押し殺してたか!欲望をっ、押し殺してたか!ぉえ…っ知らないっだろっ!ばかぁぁ!!」
「・・・情緒不安定かよ。」
「ううっ…ぐびぐび…げほっ…あ〜酒うめー…んぐ」