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walking proud~呪術廻戦~R18~

第46章 domain


「このカスタードと中のクレームダマンドの甘さに、このイチゴとラズベリーの酸っぱさが絶妙なバランスを作ってる。んで極めつけはこれだな、このシュクレとフィリングの濃厚さと口溶けの良さ…んん、なるほどラム酒の香りと」

「ねぇ、少し静かにしてくれない?てかお前はグルメリポーターかよっ…。まぁ彦摩呂のコメントよりは100倍マシだけど…転職すればぁ?」

はぁー…と深いため息を何度も吐きながら額に手の甲を置いて目を瞑る。

もーだめだ。あーモヤモヤとイライラが収まんない。
てかこんなに心臓バクバクしてることって久々かも。
レイに会ったら僕なにしちゃうかな…
どーしよ…
嫌われることしか浮かばない…

てゆーか…正気が保てなくなりそ
なんならもう今、既に…。
いや、正気を保ってる今この時間が辛すぎてしょうがない…


「ねぇ…くまポン…」

「あぁ?……モグモグ」

「……お酒、ある?」

「…なんだと?」

「あるでしょ。取って…」

「シチサンが置いてったデンマーク産の酒ならあと1瓶残ってるが」

「じゃ、取って。瓶ごと。」

なんでおいらが指図されてんだよ…
とブツブツ言いながら、ほらよ。と渡す。
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