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walking proud~呪術廻戦~R18~

第46章 domain



沈黙が流れた。


「・・・」

「・・・」

「・・・」



しかもその沈黙は実に長く、約30秒間であった。



先に沈黙を破ったのはやはりクマだった。


「ってことだから、おいらは先帰るわ」

「は?…おいちょっと待てよクマ」

「あ?」

「え、なになにそれで?え、お前はなんにもせずにその場をスルーして戻ってきたってわけ?」

「そうだが?それがどうした」

「お…ま……。え、なんで?何考えてんの?
普通その場に割って入ってレイのこと助け出すだろ!今朝ちゃんと僕と約束したよね?!」

「んな約束はしてねぇよ」

「っはあ?!」

「お前はただ、レイのところへ行けと言っただけだ。だから行ったじゃねぇか。おいらはちゃんと約束果たしたろ。」


また沈黙が流れた。
そのあまりにも気味の悪い空気感に、虎杖はこの先を瞬時に察知し、顔を強ばらせる。
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