第46章 domain
「っはぁ?!何言っちゃってんの!!
さすがに馬鹿な俺でもそれだけはダメだって分かるよ?!
ぜってーダメだ!だってだって!
…五条先生とレイさんはっ…つっ」
「"約束" は破るわけにいかねーよ。
にしても…目隠し野郎は高専にいんのか?」
「ちょっとちょっとマジでやめよ?!
最強キレさせたら人類滅亡する!!俺死にたくねーよまだ!」
「黙ってたとしてもお前はどーせ態度に出るからバレるだろ。」
「うっ……」
何も言えなくなってしまっていると、クマが呑気な声で独り言のように呟きながらスマホを弄り始めた。
「つかあれだよな…なぜおいらたちが目隠し野郎の所へって話だよな…本来あいつが来る側だよな…」
「ちょっ…と、クマ…本気?
なんかあったら俺のこと守ってよ?」
「あ!伊地知を放置したまんまだったぜぇ!」
「あ!そうだったねぇ!」
クマが五条と伊地知に電話をかけはじめた。
そして約5分後……中庭へと五条は現れ、合流した。